2025年5月28日〜29日にマイドームおおさかで開催された「コールセンター/CRM デモ&コンファレンス 2025 in 大阪(第18回)」に出展しました。

当社ブースにお立ち寄りいただいた皆さま、本当にありがとうございました!

この記事では、イベント当日の様子やご来場者の関心事、業界の最新トレンドなどをレポートしていきます。

 

イベントカレンダー

 

展示内容

今回のイベントでは、コールセンター業務の「分析」「支援」「自動化」をステップアップさせるのに役立つAIソリューションを5つ紹介しました。

今回のイベントでは、コールセンター業務の「分析」「支援」「自動化」をステップアップさせるのに役立つAIソリューションを5つ紹介しました。

当社ブースで紹介した製品一覧:

  • Bright Pattern(ブライトパターン): クラウド型AIコンタクトセンターシステム
  • GIDR.ai(ガイダーエーアイ): 企業向け生成AIプラットフォーム
  • Kotonami(コトナミ): オペレータ応対支援ツール
  • Namitech(ナミテック): 音声認識・感情分析ソリューション
  • CareAR(ケアエーアール): ARリモート支援プラットフォーム

「人とAIが協働する次世代のコンタクトセンター」をテーマに、実機デモを交えて具体的な業務改善のイメージをお伝えしました。

来場者から寄せられた「現場のニーズ」

【出展レポート】「コールセンター/CRM デモ&コンファレンス 2025 in 大阪(第18回)」

イベント期間中は、さまざまな業界の方々にお越しいただき、現場ならではのニーズを伺うことができました。以下、一部をご紹介します。

◯ 通信インフラ業界:
「今はチャットボットを運用しているが、ボイスボットを使ってみたい」              
「ボイスボットで24時間365日対応を実現したい」


◯ テレマーケティング業界:
「一括査定サイトからの問い合わせに、数十秒以内で発信する要件をAIエージェントで完結させたい」
「電話・LINE・メールなどのチャネルを一元管理したい」
「通話要約をLINEで共有してみたい」


◯ 空調設備業界:
「今はFAQのナレッジを一般的なCMSで管理しているので、検索性が悪い。だから、自然言語検索やFAQ自動生成をしたい」

来場者の関心トレンド:注目は「AIエージェント」と「現場支援」

来場者の関心トレンド:注目は「AIエージェント」と「現場支援」

今回のイベントで浮き彫りになったのは、単なる自動化ではなく、現場に寄り添うAIの需要です。

主な関心トレンド:

  1. 会話データの利活用
     文字起こし・感情分析・応対評価をAIエージェントで自動化し、ACW時間を短縮したり、オペレータの応対品質を向上させたりしていきたいという要望が多く聞かれました。
  2. SVやオペレータ支援の強化
     「後からフィードバックするのではなく、リアルタイムでオペレータの応対支援をしたい」、「AIエージェントを新人教育へ活用したい」といった支援や教育の分野への関心も高い印象でした。
  3. FAQ・ナレッジの検索性改善
     「厳密なキーワードでないと目的のナレッジを見つけられない」といった環境ではなく、自然文で検索すればすぐに見つけられるAI機能への期待値が高いとも感じられました。
  4. 業務自動化とチャネル統合
     架電やLINE、メールをまとめて管理したいという要望が全体を通して多かった印象です。

音声認識ソリューションに対する「期待」と「日本語精度への慎重な目」が共存していることも、現場での実感として印象的でした。

セミナー登壇:AIエージェントの未来を語るパネルディスカッション

弊社CDO(最高開発責任者)の堂園も、同イベント内のセミナー「コンタクトセンターに求められる『AIエージェント』の定義」にパネリストとして登壇

AIエージェントの定義や活用シーンについて、モビルス様・パナソニック様・CXMコンサルティング様とともに議論しました。セミナーでは主に以下の3つのポイントが扱われました。

  • 単なるチャットボットの延長ではなく、「自律的に行動するAI」への進化
  • SVやオペレータの業務支援にとどまらず、業務フロー全体の自動化を目指す考え方
  • プロンプトエンジニアリングからの解放

こうした視点が多くの来場者の共感を呼び、AIプラットフォーム「GIDR.ai」をはじめとする当社製品への興味にもつながりました。

AIプラットフォーム「GIDR.ai」への反響

GIDR.aiは、単体での運用はもちろん、Bright Patternのようなコンタクトセンターシステムとの連携も可能です。

企業向けAIプラットフォーム「GIDR.ai」は、今回の展示で最も注目を集めた製品の一つとなりました。

通話内容の文字起こしや要約の自動化、FAQ生成、SV支援、センター全体の傾向分析といった多彩な機能を一つのプラットフォームで統合運用できる点が好評でした。

GIDR.aiは、単体での運用はもちろん、Bright Patternのようなコンタクトセンターシステムとの連携も可能です。

さらに、SalesforceやServiceNowといったCRMやITSMとも連携でき、既存システムにAI機能を追加する柔軟な運用が実現できます。とくに既存CRMやITSMへAI機能を追加させる際のコスト増を懸念される企業さまから高い評価をいただいているソリューションです。

今回の展示では2つの機能がとくに好評でした。

「要約・要点抽出の自動化機能」に対し、「業務効率化に直結する」「精度が思った以上」との声がありました。

RAGアーキテクチャの採用や、PDFの読み込みとチャンク化による「FAQ生成機能」に、IT業務従事者から高評価をいただきました。

一方で、「感情分析の精度や、使いどころにやや不安がある」といったご意見もいただいており、今後の改善に活かしていきます。

その他の出展製品で評価されたポイント

私たちCBAは、GIDR.ai、Bright Pattern、Namitechなど多彩なソリューションを最適に組み合わせ、丁寧なヒアリングと柔軟なチューニングを通じて、「現場力の向上」と「売上貢献」を実現していきます。

AIコンタクトセンターシステム「Bright Pattern」では、オペレータの評価・指導を正確に行う新機能「AI QM Pro」と、最適なシフトや人材配置を自動予測する「WFM機能」が注目されました。

オペレータ応対支援システム「Kotonami」では、リアルタイムでの対応支援機能が高く評価され、新人教育やベテランのノウハウ継承における活用への期待が寄せられました。

音声認識システム「Namitech」は、業界最高精度のAI音声認識技術として、実際のデモで通話内容の文字起こし精度の高さをご確認いただきました。とくに日本語の理解力の高さや文脈に基づいた音声認識技術に驚かれる方が多く見受けられました。

ARプラットフォーム「CareAR」は、遠隔支援ソリューションとして、従来のコンタクトセンター業務の枠を超えた新しいカスタマーサポートの可能性について高く評価されました。

今回出展した製品群は、単独での活用はもちろん、お客さまの課題や業務フローに応じて組み合わせることで、より効果的な運用が可能です。

私たちCBAは、GIDR.ai、Bright Pattern、Namitechなど多彩なソリューションを最適に組み合わせ、丁寧なヒアリングと柔軟なチューニングを通じて、「現場力の向上」と「売上貢献」を実現していきます。

PoC・デモをご希望の方へ

イベントでは、来場者限定でAIプラットフォーム「GIDR.ai」の無料PoCを提供し、多くの方が「実際に使ってみたい」「社内に持ち帰って検討したい」と関心を寄せてくださいました

当社では、PoCや個別デモ、パートナー連携のご相談も随時受け付けております。

ご興味をお持ちいただいた方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

最後に

本イベントは盛況のうちに終了し、弊社としても多くの貴重なフィードバックと新たなビジネス機会を得ることができました。

人とAIが協働する次世代コンタクトセンターの実現に向けて、今回いただいたご意見やご要望を製品開発とサービス提供に活かしながら、引き続き業界の発展に貢献してまいります。