「マウスのシングルクリックがダブルクリックになってしまい、予想外の挙動になって困る」

「マウスのホイールで移動していると、突然、逆方向に動いたりして不快!」

それはもしかすると「マウスのチャタリング現象」かもしれません。自分の気に入っているマウスやノートPCだと、すぐにあきらめることもできず、イライラが徐々に募っていきます。
コンタクトセンターでは非常に多くのPCを通常のオフィス以上に活用しているため、「とりあえずすぐに症状を改善したい」という時があるかもしれません。
今回はマウスホイール・ボタンのチャタリングを解消する5つの方法を紹介します。

マウスホイール・ボタンのチャタリングを解消する5つの方法

コールセンターやオフィスで使用するマウスホイール・ボタンのチャタリングを解消するために試してほしい5つの方法を見ていきましょう。

1.まずはクリーニング!

不具合の原因が、単に「ほこりと綿くずで誤作動している」という場合もあります。マウスを分解クリーニングできる場合には、綿ぼこりを取り除いてみましょう。(一時期、私は爪楊枝一本でみんなのマウスの調子をよみがえらせる「マウスクリーニング職人」になっていたことがありました。)

2.電池が原因?

実は電池の性能劣化で発生している、という場合もあります。疑ってみましょう。

3.実はまだ保証期間内?

いつ購入したかを忘れがちですが、もし保証期間内なら、当然修理を依頼できます。

4.接点復活剤はどうか

スイッチ部分の不具合は、接点復活剤で直せる、という人もいます。もし長期に渡って使用した後の不具合であれば、爪楊枝などでスイッチを押し込みながら、接点復活剤を入れて直す、というのも効果があるようです。

5.ソフトで直す

「マウスチャタリングキャンセラ」というフリーソフトを公開してくださっている方がいます。手元に、ハードウェア的に破損しているために左クリックでチャタリングの発生しているノートPCがありましたが、こちらのソフトで問題なく動作するようになり感動しました。
「おかしな動作をさせる信号が入ってきたら、その処理をキャンセルさせて不具合動作を抑止する」というアイデアだそうです。使い方は簡単でインストールして実行するだけで使用できます。

ChatteringCanceler(マウスチャタリングキャンセラ)

Vector: https://www.vector.co.jp/soft/winnt/util/se455786.html

「マウスボタンのチャタリングを抑止する」

窓の杜:https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/chattecancel/

「マウスの“チャタリング”と呼ばれる誤作動をソフトウェア的に修正できるソフト」

マウスやノートPCを買い換えるのがいちばん確実な方法ではありますが、自分の手のサイズに合った使いやすいマウスを探すのは難しいものですし、ノートPCのようにすぐに修理できない場合もあります。
少しの工夫でストレスを解消できたらいいですね!