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Flashサポート終了で閲覧不可のネットワークカメラをONVIFで復活させる

ネットワークカメラの映像が見えない!

AdobeのFlashは、アドビが開発していた動画やゲームなどを扱うための規格とそれを動作させるためのアプリケーション群で、かつてはマクロメディアが開発していました。2020年12月をもって開発と配布が終了になり、今後はまったく利用できなくなります。コールセンターや企業の現場で問題になるのは、「監視カメラ」や「ネットワークカメラ」の表示画面にFlashが使われていた場合です。

カメラの映像が表示されなくなったIPカメラの管理画面:

画面部分をクリックしても、このようにwww.adobe.comに接続できないと表示されたりします。:

場合によっては、コンピューターのセキュリティはともかくとして、「監視カメラが見えないことによる物理的なセキュリティの脅威」が発生するかもしれません。その場合でも、カメラがONVIFという規格に対応している場合には、カメラを延命させられる可能性が出てきます。

ONVIF(オーエヌブイアイエフ、オンビフ)とは

https://www.onvif.org/
ONVIF is an open industry forum that provides and promotes standardized interfaces for effective interoperability of IP-based physical security products.

ONIVIFとは、「アクシス、ボッシュ、ソニーが立ち上げたネットワークカメラ製品のインターフェースの規格標準化フォーラム」だそうです。カメラがこの規格に対応していれば、カメラからのONVIFの映像出力を、別なビューワーで受け取って見ることができます。例えば、Windows 10のMicrosoft Storeで検索してみると、下記のようなソフトウェアが公開されていました。

インストールして設定してみると、見られなくなっていたネットワークカメラの映像を確認できるようになりました。

同一ネットワークにカメラがある場合には、アプリが自動的に探してきて設定してくれるかもしれません。
なお、手持ちのテットワークカメラは、ファームウェアのアップデートを実施したところ、ONVIFのフォーマットが扱えるようになりました。メーカーもFlashが使えなくなった場合の代替策として機能を追加する場合もありますので、ホームページも確認してみましょう。

Internet Explorer では?

カメラによっては、Internet Explorerで表示させると、Flashではない手法でカメラ画面を表示してくれるものがあります。念のため、IE11などでも管理画面を開いてみるのも良いでしょう。

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