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コールセンターで便利なフリーウェア・シェアウェア【1】- “Microsoft Garage Mouse without Borders”で複数PCを楽々操作

 最近は、ノートPCやデスクトップPCに複数のモニターを接続して「複数の画面をつなぎ合わせてひとつの大きなPC画面」を作り、作業するのが普通になってきています。同時に複数の画面を見ながら作業できるのでコールセンターでも便利に活用されている機能のひとつです。通常、1台のマシンに複数モニターを接続するだけなら簡単で、単にモニターを接続するコネクタに新しいモニターのケーブルを差し込むだけで自動認識され、使用できるようになります。複数のモニターのうちの「どちらを左側にするのか、それとも上下で並べるのか」などはOSの画面から設定できるようになっています。

 ところがある場合には、「業務で複数のPCを使う必要があり、それぞれにマウスやキーボードが付いていて煩雑だ」という場合もあるかもしれません。お客様の業務を委託で受けているコールセンターであれば、CTI(通話システム)用のPCと、お客様の業務用のPCが別になっている、という場合もありえます。複数のPCがある場合には、デスクの上に複数のキーボードやマウスが散乱し、スペースの確保に苦労するという場合もあります。

 そんな場合に試せるのが、マイクロソフトが無償公開している「Microsoft Garage Mouse without Borders」(マイクロソフトガレージ・マウス・ウィズアウト・ボーダーズ)です。弊社の中にもふだんから活用している人の多いフリーウェアです。(ただしこのソフトはWindows限定です。)

                                                               Microsoft Garage Mouse without Borders

                                             (マイクロソフト・ガレージ・マウス・ウィズアウト・ボーダーズ)



使い方:
 下記のサイトから無料でダウンロードできます。言語は「英語」しかありませんので英語版を利用します。(日本語環境でも動作します。)

Microsoft Garage Mouse without Borders
https://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=35460

 ダウンロードしたら、インストーラーを各マシンで実行します。インストール手順の中でどのように設定すれば良いのかを教えてくれますので、その通りに設定していくと、あるマシンのキーボードとマウスからほかのマシンも操作できるようになります。注意点としては、「全部のマシンが同じバージョンのソフトを使う必要がある」ということがあります。バージョンアップするときには、自分の使うマシンを一斉にアップデートしましょう。

 手元にWindowsタブレットがある場合などにもこのソフトを使うと大変便利です。Windowsタブレットの文字の入力やマウス操作を、まるで別画面を操作するような感覚で他のPCから作業できます。TeamViewerやAnyDesk、VNCといったツールをわざわざ使用している、という方もいちど試してみるのはいかがでしょうか。

 この企画では、コールセンターで便利に活用できるフリーウェア、シェアウェアなどをみなさんにご紹介していく予定です。こんなツールが必要だ、とかこのツールを紹介してほしい、など情報を募集しておりますのでぜひ教えてください。

Disclaimer:
・コールセンターで便利に利用できるツールをご紹介しておりますが、弊社が開発元ではございません。ソフトウェアに関するご質問等は各開発元にご連絡を取っていただくようお願いいたします。
・コールセンターごとに運営ポリシーが異なるため、拠点によっては使用が禁止されているかもしれません。ご利用の際には拠点の情報システム部などにご相談の上、インストールされるようお勧めいたします。
・弊社ではコールセンター機器・電話システムの構築・開発などを手がけております。こういったことが業務として可能か、といったご相談はどうぞお気軽にコミュニケーションビジネスアヴェニュー(CBA)までご相談ください。

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